和田玉について  玉~その意味とは

Hotangyoku

玉(ぎょく)とは?

■ 日本で使われている漢字の意味に、「玉」は生きています

「玉」は、中国から伝わったものでありながら、実は日本古来の精神を支えてきました

中国の玉の価値は、日本で美しい言葉になりました

大辞泉より

■ 玉に疵(きず)  非常に立派だが、ほんの少し欠点がある

■ 玉石混淆(こんこう)  価値のあるものとないものとが、入りまじっていること

■ 完璧(かんぺき)  欠点がまったくないこと。また、そのさま

■ 玉の輿(こし)  貴人の乗るりっぱな輿。女性が婚姻によって手にする富貴な身分

■ 玉音(ぎょくおん)放送  昭和20年8月15日正午、天皇が終戦の詔書を読んだラジオ放送

■ 切磋琢磨(せっさたくま)  玉を切って、削りだし、整えて、磨くという一連の流れ作業を
               「切磋琢磨」といいます古代からそれほど玉の加工には、精神を集中させてきました

  

■ 玉とは、日本人から見ると、近いようでいて、でも実は、とても手の届かない
  とてつなく遠くて、高価でかつ不思議な太古からの物質であったようです

玉の鑑賞的価値

古くて新しいものに、真の永遠がある

鑑賞的には、色彩や光沢が重んじらわれるが、この玉は本来、その形に価値があります

■ 古典「周礼」に、定義されている玉の形と価値
■ 有孔石斧   →  王侯の権威を示すもの  =  圭
         →  圭を半分に割ったもの  =  璋
         →  璋を変形したもの    =  笏
■ 環状石斧   →  天を祭るもの      =  璧
         →  璧の一部を欠いたもの  =  玦
         →  璧の半分にしたもの   =  瑛

■ さらに、この玉へ
鳥、獣、魚、虺龍(きりゅう=龍の先祖といわれる)、饕餮(とうてつ)などを刻んであり、
この玉を身につけることが、悪魔よけや不老長寿の願望へとつながっていました
いわゆる強力なパワーストーンであったわけです

玉は古くから「金」より貴重とされてきました

中国の長い歴史の中で、玉は「命」のごとく、受け継がれてきました

中国国家博物館の金縷玉衣は有名です

■ この金縷玉衣は、玉の板を金の糸でつなぎ、死者の肉体が滅びないように願われました
銀縷玉衣などもあり、身分によって異なります
まさにこの聖なる遺体は、中国各地で、発掘されています

現在、この玉は、「古代和田玉鑑定基準データバンク」により分析が行われています
 
参考文献  故宮博物院 13 玉器  NHK出版 
      故宮の至宝 1~  NHK出版  DVDも発売されています
      中国美術全集 9 工芸品 玉器  京都書院 
      世界美術大百科 東洋編 2~

伝統中国医学では、玉の効用を伝えています

■ 玉は、それを弄ることで、手首の運動や柔軟体操であるのように、
  筋を伸ばし、血流を活発化させ、心身をリラックスさせる

■ 玉を、顔や体の皮膚の傷跡などにあて、日々磨くと、次第にそのしみは消えていくという
 
■ 玉の成分は、亜鉛、マグネシウム、鉄、銅、マンガンであり、この中には人体に有益な微量元素が含まれている。
  玉を体につけると、その微量元素が吸収され、人体の各機能を潤滑にする
 
■ 玉はマッサージ効果があり、特に脳と頭の神経つぼの刺激に効果があり、玉で脈を刺激すると、内臓の働きをよくする
  常に玉を身につけて弄ることで、顕著に効果が現れる
 
■ 中国古代宋朝の唐慎微氏「証類本草」に、すでに玉の薬用効果が記されている
  また明朝の李時珍氏の「本草綱目」に、玉の14種類の薬用効果が記されている
  古くから玉の医療効果は、中医学の世界では認知されていた

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